【逆おれに任せて先に行け事件】嫌いだなと思った先輩女性社員の話

会社で相性の悪い50代の先輩女性社員の話をさせてほしい。

直接今回の話と関係はないが、ちょっとだけ先輩と自分の関係性を説明すると、自分の入社時は他の人に比べてミスも多くて、3年目でやっと仕事になれたところだけど、現在でも自分に当たりが強く、話も噛み合わないことが多い、という関係性になっている。

 

最近だととある処理をしたくて自分が間違って同じアプリを2つ起動していたときに、

先輩女性社員「なんで同じ画面が2つあるの!???」

自分「すいません、間違えて起動させてしまいました(閉じればいいじゃん)」

と声を荒らげながら注意されるとか、細かい話でも毎回わだかまりが起こる感じ。

 

関係性はそこそこにして、本題に移る。

近々、会社で身内だけで創立記念の式典をすることになったことが発端になっている。その式典のプログラムのひとつで、支店ごとに紹介動画を作って前支店分をまとめて映像を流すことになった。例外なくウチの支社でも映像担当者が決められて映像の制作作業が進んでいた。

 

そんな折、ビデオカメラを持った担当者が自分の部署にも来て撮影にきた。

「~とこんな流れで内容を考えていて、こんな感じでポーズと声を出してもらえませんでしょうか?」と指示をしてもらい、その通りに何度か練習をした。社内向けの動画のだったこともあって、演出には若干おもしろ要素があって、一言でいうと大学生ノリのような内容で、おじさん・おばさん従業員がやるには恥ずかしい内容だった。

 

号令者「ファイトー!」→ガッツポーズ、

続けて他の人も「ファイト~!」→ガッツポーズ

とこんな感じ。

 

皆30~50代がほとんどなので、皆の共通認識として好き好んでやりたい内容ではなかったと思っている。何回か練習をして、最後に本番を撮影しようとなったタイミングで、担当者が本番はマスクを外して、撮影をしたいという話になった。

ここでタイトルに事件に戻るのだが、他の社員・アルバイトの全員がしぶしぶマスクを外したにも関わらず、一人だけマスクを外さない勤続20年超えの先輩女性社員がいた。撮影担当者が「〇〇さん!マスク外しましょう!」と言って何度か押し問答をしたものの「私はいいです」「いえ大丈夫です」「このままでやります」と言いだした。担当者側としては、特に会社の社内向けイベントでの撮影でそこまで強制して撮影するものではないので、とくに事を荒立てることなく、撮影者担当者が「あ....はい」と折れて一人だけマスクをしたまま撮影を進める感じになった。

そしてもうひとつ、この時の演出でもう一つあったのが縦に並んで撮影するというものだった。マスクはずさない問答をしたタイミングで後ろを振り返ってみて気づいたが、その女性社員が一番最後列に陣取っていた事に気づいた。その時に「(え...マスク外さないし、一番後ろかよ...)」と心の中で思ってしまった。

 

この映像の用途は社内向けのイベントのもので、売上に関係するものでは決してなく、映像に残るということを会社が強制する権利もないし、従業員は選択できる権利はあっていいと思う。カメラがかなりの嫌悪感を覚える人が存在自体も知っている。その上で声にはできないけどせめてここで先輩女性社員に対して考えていることを成仏したい。

 

  • 他の人も全員嫌だと思ってるのに、なぜ士気を乱すようなことをするのか
  • 社員のくせに矢面に立たないのか。先陣きって一番目立たない場所を陣取るのか
  • アルバイトより給料もらっているんだから、せめて最前線に来て守れ

 

自分が一番嫌だと思ったのは、他全員を人質にして、自分だけが助かろうとしているその魂胆が不快すぎた。皆が嫌だと思っている汚れ役を、率先して一番安全な場所で自分だけ回避している状態がダサいとおもった。と同時に仕事でもなんでもないし、こんな小さいことにいちいち気にすること自体が嫌悪感ではあるが、行動が腑に落ちなくってどうしても言葉にしたくなった。

 

これは同調圧力なんだろうか。乾杯マナーのビールと同じで、体質的に受けつけないのにビールを強制することは健全ではないと思う。今回の場合も状況は似てはいると思う。似てはいるが決定的に違うところもあると思っている。

 

違うのは、この女性社員が「自分だけ」が助かろうとした構図になっていること。この構図を理解した上でマスク外さない、最後列にいるのであれば、尊重して許せるが、普段の行動を見るに到底考えられない。この先輩にそんな思慮深さはないと思う。先に言ったが、規模が小さいどうでもいい話なのでこれを気にする自分の器の小ささに嫌悪感を感じる。気にした自分が負け。今日も嫌な日になった。